雪の蓼科山でK-70デビュー

今年初登りに蓼科山に行ってきた。
21座目の百名山。



今年の初登りであり、先日導入した二代目山カメラ、PENTAX K-70のデビュー戦？でもある。
カメラとレンズで1kgぐらい、そもそも使いこなせるのか、とかいろいろ心配だが楽しみでもある。

どこに行くかで迷い、武尊山のそばの玉原スキー場あたりでスノーシューもいいかな、と思ったがあいにく北関東は寒波の影響で天候がいまいち。



ということで天気が安定していそうな八ヶ岳方面を選択。
人気の北横岳も面白そうだがもうちょっと体力使いたかったのでお隣の蓼科へ。

諏訪南ICで降りて途中からもうきれいに蓼科が見える。
天気も良さそうだし楽しみだ。


北横岳ロープウェイまで途中までは一緒、そこからビーナスラインでもう少し進むと蓼科山の登山口がある。



駐車場には冬季用のトイレ、それもきれいなものがある。
さすがメジャーな山だ。



平日なのに結構な人で賑わう駐車場から少し下ると登山口。
前日に少し降ったかもしれないがトレースはバッチリ。



さっそくK-70を取り出し写しながら進む。
逆光の雪景色でもきれいに写る。
パシャパシャしているとさっぱり進まない・・・。



すぐに登りがはじまるが、割と凍結気味なので早めにアイゼンを履く。
足が重い・・・。

時折振り返れば南アルプスの山々（のはず）。



スタートの気温は氷点下15度ぐらい。
天気がよいのはほんと助かる。



しかしこの山・・・ひたすら登りだ。

あっという間にオーバーヒート気味。
写真を撮っているのかあがった息を整えているのか。



駐車場隣の茶屋がはるか下に見えるが、まだ半分も来ていない。



ずんずん登り。



まだまだ登り。



ちょっとだけ休憩・・・。
このコースはピッケルを使っている人もいるが練習なのかな。



まだまだ登り・・・だがようやく風景が変わってきた。
途中で追い越されたおじさんはゆっくり登っているのだがとても追い付けない。
アイゼンワークの研究をしないと。



やがて待ちに待った稜線。
やっとかー。

すごい風が強いわけでもないので、シェルの上にナノエアを着込んでおく。
要するに面倒なだけ。

バラクラバはいるかなあ、と思ったが稜線は風があると耳がちぎれそうに痛いのでとても助かった。
ただ・・・かなり怪しい風貌であったことは否定しない。

メリノと悩んだがパタゴニアのキャプリーン サーマル。
汗かきにはやはり化繊だろう。。。



これが海老の尻尾・・・的な？
風が強いせいか雪はそれほどない。



登山道ではないのだろうが、直登コース。
トレースをはずすと足首まで埋まる。

楽しい・・・。



稜線に出てからあっという間に山頂。



濃霧時は迷わないように、と注意書きがあるが確かに広い。



南には八ヶ岳が一望。
夏になったら縦走しよう。



山荘はお休み。
お昼を食べるスペースというか風を防ぐところもないのでさっさと撤収。



山小屋横の看板。
雪がなければきれいだろう。



あれ？もしかして初詣？

何もない山頂をほぼ独り占めしていたが、寒いので下山途中でお昼にすることに。

下りになるとひたすら下り。
ほんとにひたすらなので飽きる・・・。

というか気温が０度に近くなってきて風もないので暑い！
オーバーパンツはやめ、シェルも脱いでちょうどよいぐらい。



どこかで分岐を間違えたのか駐車場の裏に出る。
ショートカットできたらしい。

というわけで無事下山。



K-70は重かったが、Swingや後はショルダーベルトにハクバ「くびの負担がZEROフック」をつけたのはよかった。
ただ、フードが邪魔なのと、イエティの場合結構後ろ（ザック側）にフックが行ってしまうので向きが難しかったのは要工夫。

一眼レフはとりあえず撮ってみた、ではあるが楽しかった。
ただグローブをしているとさすがに小さく感じるのと、登りで汗がかかったり、そもそも体の近くだと帰化する汗で湿度が高いので暖かくなると持ち運びに苦労しそう。

【今日の主な道具】
ザック：
　Blue Ice / Yeti 45
　PaaGo Works / Swing
ウェア：
　Teton Bros. / Tsurugi Jacket
　Patagonia / Nano-Air Hoody
　ibex / Woolies150
　finetrack / SKIN MESH
　mont-bell / Rain Dancer Pant
　Marmot / Trek Convertible Pant
　mont-bell / ZEO-LINE L.W. tights
　Point6 / point6 Hiking tech (medium crew)
　Phenix / Polartec Power Dry Gripper Gloves
　Black Diamond / Torrent Gloves
　Patagonia Capilene Thermal Weight Balaclava
ポール：
　Black DIamond / Trail
シューズ＆アイゼン：
　LA SPORTIVA / TRANGO ALP
　Grivel / G12
カメラ：
　PENTAX /K-70

スキンメッシュとウールシャツの組み合わせは汗冷えせずよかった。
汗かきはウールの保水力を超える汗をかいてしまうので、冬でも化繊の方がよいのかも。

【コース＆タイム】
5:21（CT 5:00）
蓼科山登山口　07:44
幸徳平　09:23
蓼科山頂　10:52〜11:24
幸徳平　11:59
駐車場　13:05

【メモ】
サングラス壊れたので購入する。
壊れたというか、グローブつけて操作していたら引きちぎったというか・・・。

フェニックスのグローブ、最初期に購入したアイテムの一つだがさすがに穴が空いてきた。
これも買い替えかな。