前から気になっていた奥秩父縦走路を少し歩いてみることにしました。
計画
1〜2泊となるとバスを使って戻ってくることになります。そこで、考えた計画。
・塩山駅のコインパーキングに駐車
・中央本線で韮崎駅へ
・バスでみずがき山荘
・金峰山〜甲武信ヶ岳へ縦走
1泊目:大弛峠
2泊目:甲武信小屋
※どちらも営業前
・西沢渓谷へ降りてバスで塩山に戻る
これができたらそれなりに楽しい山行になるはず・・・でした。
事前の情報ではこんな感じ
・瑞牆山→軽アイゼンでOK
・金峰山→山頂直下に凍結あるが前爪まではいらない
・甲武信ヶ岳→縦走路に雪が残る、6本以上推奨
アプローチ
さてまずはみずがき山荘まで韮崎からバスです。通常だと8:50に韮崎駅発が第1便。
しかしそれだと登山開始が10時過ぎなのでちょっと遅い。
そこで、1本早いバスを使って1時間早く着くようにします。
7:45 韮崎駅発の増富温泉 郷行き(山梨狭北交通)
↓
8:45 増富温泉発みずがき山荘行き(山交タウンコーチ)
電車は韮崎駅の時刻表だと6:20、7:00、7:38の3本。
7:38は余裕がないのでその前とすると、塩山駅を5:38か6:22に乗ることになります。
もし寝過ごしたりするとアウトなので、塩山発5:38を利用しました。
ということで6:20に韮崎駅に到着。
ファミレスでもあるかと思ったら何もなく・・・持ち込んだ本を読みながら時間を潰します。
山梨の高校生はバイクで駅までなんですね。
なんて光景を眺めてひたすら時間待ち。
ようやくバスに乗ります。
韮崎まではSuicaが使えるのに、バスはPASMOに対応していない。
独自仕様とか誰得なんでしょう。
1時間ほど揺られて増富温泉へ。
時刻表だと1分乗り換えなのだけど、10分ほど早く着きました。
いいのか、その適当なダイヤ。
林道を20分ほど走ると。
ようやくスタート地点まで。
ここまでで既に家をでてから5時間以上。
北アルプスより遠い登山口。
準備体操のをして登り始め。
まずは富士見平まで50分。
ここはコースタイム通りに到着。
しかしこの暑さ。
4月上旬なのに夏じゃん。
水の消費が激しそうなので補給。
ここは冬でも凍結しない、水が自慢のキャンプ地です。
富士見平から緩やかな登り。
すぐに大日小屋に着きます。
なんか屋根に穴が空いてますけど。。。
若干凍っている道だけどアイゼンがいらないぐらいの登りですぐに大日岩。
でかい。
このあたりで若干ペースダウン。
予備の水を追加して重量増のせいか、暑さのせいか。
凍結してくるのでアイゼンを装着します。
チェーンスパイクと悩んだけれど今回は12本にしました。
コース取りがよくないのか、荷物が重いのか、暑いのか、息は切れていないのに体力だけが消耗していく変な感じ。
活動時間が長いのでもしかしてシャリバテだったのだろうか、と後で思い返す。
ようやく稜線に。
ここまでくれば凍結もない。
しばし休憩。
と思ったら北側斜面は腐った雪が残ってます。
踏み抜き地獄。
雪に悩まされながら山頂へ。
結局コースタイムを1時間ぐらいオーバー?
富士見平と大日小屋でのんびり休憩しなければよかったか。
今日は晴れ予報だったのに山頂に到着した途端この雲。
前回も雨だったので金峰山とは相性が悪いらしい。
再び雪に悩まされながら山頂の東側で。
途中からコースがない・・・。
夏に来ていたのでまあ場所はなんとなく覚えていて発見。
しかし・・・南斜面なのにこの雪。
一歩ごとに膝まで埋まるのでわかんかスノーシューがないとだめですね、これ。
30分ほど進むも雪が途切れる気配なし。
この先標高もそれほど下がらないのでここは撤退することに。
泊地までは2時間、進めなくもないのでしょうが日没までの時間を考えると心配です。
そして2日目の縦走路もこれだと帰れないことに・・・。
というわけで稜線まで戻り、ビバークとなりました。
テントを張り終えたところで天候が急に悪くなり、雨も降ってくる。
無理して金峯小屋まで戻らなくてよかった。
前日の風が強くて何度か張り直ししましたがそれ以外は特に問題なし。
オールウェザーブランケットを忘れてしまったので、マットのない床がとても冷たかったぐらいでしょうか。
気温は朝4時のテント内で4度。
周囲は凍りついていたので氷点下までさがっていたようです。
これぐらいの気温ならイスカAIR280で十分。
翌日は朝からいい天気。
後は降りるだけなのでゆっくり・・・したいところですが水のストックがあまりない。
雪もあまりきれいではないのでさっさと下山することにします。
今日向かうはずだった甲武信ヶ岳方面。
いい天気だなあ・・・残念。
富士山も頭を出しています。
ちょっと晴れた山頂標識。
相変わらず壊れてます。
遠くの山はまだまだ雪山ですね。
稜線の雪が嫌だったので一度小屋まで降りて迂回ルート。
下の方は雪はないみたい。
と思ったらこれ。
結局最後まで悩まされたのでした。
その後は同じ道を引き返して行きますが、土曜日の朝なので登ってくる人も多いです。
地元の高校生?ぐらいの一団はスニーカーだけど慣れているのかな(引率の先生もいたし)。
相変わらず暑くて水の消費が激しく、富士見平に着いた時の残量はこれだけ。
あぶないあぶない。
それにしてもキャンパーな人たちが多い。
この天気、この時期にそのフル装備?と不思議ではあるけど1時間歩くだけのキャンプ地なのでまあありなのか。
富士見平でもう1泊して瑞牆山に行きたいところだけど、翌日午後の用事に前に合わないので残念ながら撤収です。
反省会
わかんを用意しておけば・・・と反省。今年の冬はスノーハイクを楽しめるようにしよう。
あとは登りのバテ?
確かに水2リットルを追加して重かったけどいつもとそれほど変更があるわけもなく。
暑さに体が慣れていなかっただけだろうかと不思議でした。
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