夏装備のテントシーズンも間も無く終わり、な時期。
最後にどこに行くか?
北アルプス、八ヶ岳、上越方面、東北と考えましたが・・・。
前回の谷川岳では水で苦しんだので、水の美味しいところにしようかな?
水といえば?・・・南アルプス!
ということで南アルプスの入門コース、鳳凰三山縦走にしました。
コース考
登山口としては、青木鉱泉・御座石温泉から鳳凰小屋、夜叉神峠からの南御室小屋がメジャーです。しかし車を使うとピストンもしくは青木鉱泉起点の周回ルートになってしまいます。
気になるのは鳳凰小屋のテントはとても混雑するだろうということ。
ブログでも色々写真がでていますね・・・。
検討の結果、「夜叉神の森〜夜叉神峠〜南御室小屋(泊)〜鳳凰三山〜広河原〜バス〜夜叉神の森」のコースにしてみました。
2日目がちょっと長めのCT設定ですが、ぐるっと周回できるコースになります。
鳳凰三山から先は早川尾根というルートになっていて、その先には甲斐駒ケ岳があります。
途中に早川小屋がありますが、その手前で北岳への起点となる広河原に降りる道があるので、ここからバスで戻ってこよう、というコースです。
アプローチ
夜叉神峠は中央道の甲府昭和ICから約40分で芦安温泉へ、そこからさらに林道を30分ほど進んだところにあります。標識などはあまりないので、ナビなしだとちょっと迷いますね。
駐車場は約90台とのこと。
時期的には最後の週末なので混んでいるかな・・・と思いましたが以外とそうでもなく。
夜叉神の森〜夜叉神峠
前日は会社のお付き合いで遅くなってしまったので(飲んではいません!)、先に移動して3時間ほど仮眠を取ってから出発です。
まずは夜叉神峠まで、CTは60分。
ここは樹林帯が続きます。
前回の反省を生かしてゆっくりゆっくり・・・。
所々時間標識があります。
これ、助かりますね。
紅葉の季節も終わりかけ、と小屋のブログには書かれていましたが、下の方はまだまだ。
途中結構追い抜かれましたが・・・。
あっという間に最初の目的地まで。
日本第2位の山、北岳を臨むことのできるビューポイントです。
この時は・・・これが景色の見納めとは思わず。
夜叉神峠にもキャンプ地はあり、先ほどの景色が人気のようです。
前日少しゆっくり到着してここに一泊、というコースもある模様。
夜叉神峠〜南御室小屋
ここからはひたすら登りです。
景観もないので正直だるいですね(噂通り)。
傾斜はきつくないのでまあサクサクと登れますが、夜叉神峠までで追い抜かれた人たちをこの区間で抜き返します。
登り始めをゆっくり目のペースにしたためか、休憩もほとんど要らず一定のペースで登れているみたいです。
杖立峠です。
ここでようやく気がつきましたが、このコース、CTがかなり余裕を持って作られていて、亀ペースなのにCTの120分より若干早いぐらい。
メジャーな山の入門コースだからですかねえ。
小休止だけしてさっさと出発。
皆さん結構休まれていますが、まあ実際時間の余裕はかなりあります。
火事場に到着。
山と高原地図には記載のないポイントです。
たぶん昔火事があったのでしょう。
それにしてもこの鉄パイプが謎・・・。
登山口にもありましたが、なぜか遅れるなら電話して、の看板。
でも圏外ですけどね、IIJ mioは。
ここから少しガレ場ですが、谷川の白毛門に比べたら全然天国。
あれ、鳳凰山?
と思ったら苺平でした。
そもそも鳳凰山という山はないはずなのだけど、何の看板だろうか。
ここも2時間のCTを1時間半ほどで到着。
ちょっと行ったところに展望のよい山があるようですが、今日はパスかな。
テント場混むと嫌だし。
韮崎市内方面。
天気悪くなってきました。
苺平から30分ほどで南御室小屋に到着。
結局5時間半のCTのところを5時間ぐらいでした。
もう少しペースあげてもよかったかもしれませんが、ゆっくり歩いたのであまり疲労はなし。
テントを申し込むとものすごく丁寧に説明してくれました。
標高が2,440mなので今までテント泊をした中でもっとも高い標高となりました。
これが例の?南アルプス天然水。
ミネラルウォーターで販売されているのは地下の深いところから汲まれているので厳密には違いますが、「本物」ですね。
冷たくておいしい!
冬季でも枯れない水場らしいですが、雪の時期のテントはいつぐらいにできるかなあ。
ビールは黒ラベル。
冷たい天然水で冷やされています。
お昼過ぎにはだいたいこんな感じ。
小屋の方には「今日は混むよー」と言われていましたが(小屋の予約は一杯だったらしい)、テントは半分ぐらいかな。
雨予報なので水はけのよさそうなところに設置。
相変わらずシワが・・・。
気温は5度ぐらい。
夜は氷点下かな???
仮眠ぐらいしかしていなかったので、テントを張って横になったらすぐ寝ちゃいました。
隣の高校の山岳部のたわいない話とか、この山行の後留学するらしい部員の話とかにほのぼのしながらうつらうつらと。
夕方に寒くなってきたので、イスカAIR280にハイカーズデポのトップキルトを被せます。
さらに寒いだろうとモンベルの「スーパーメリノウールEXP. タイツ」を導入。
下からの底冷えはあまり感じませんでしたが、足首あたりがちと寒かったです。
ザックに足を載せていますが、カスケード65はあまり平たくならないので通気性があがってしまうようです。
夏はいいですけど、やはり足の置き場が課題かなあ。
結局この後はお昼食べたら昼寝して、夕方ご飯食べたらまた寝て・・・と寝て過ごした半日でした。
(続く)
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